精考会ブログ

第5回 日本「祈りと救いとこころ」学会 開催のご案内

鳥取看護大学 精神看護学の教授であり、精考会のメンバーとしても活動されている安田 美彌子教授の講演会が開催されます。

第5回 日本「祈りと救いとこころ」学会 「祈りの原点・山陰」

SKM_C224e18073013310のサムネイル日時:2018年10月6日(土)
会場:鳥取看護大学 シグナスホール ほか
住所:〒682-0013 鳥取県倉吉市福庭854
参加費:
【会員】事前 / 2,000円 当日 / 3,000円
【一般】事前 / 3,000円 当日 / 4,000円
【学生】事前 / 1,000円 当日 / 2,000円
【懇親会参加】上記金額 + 2,000円

 

プログラム

09:30~10:00 「看護と祈り」
講師:安田 美彌子 / 座長:張 賢徳

10:10~11:10 「山陰の祈りの原点-古事記外伝イズモクロニクル-」
講師:多羅尾 整治 / 座長:荒井 優

11:20~12:20 「看護教育における祈り」
講師:近田 敬子 / 座長:田中 響

13:05~14:05 「日本人の死生観」
講師:島薗 進 / 座長:安田 美彌子

14:15~16:15 「看護と祈り-看取る力、寄り添う力を育む-」
座長:渡辺 憲 ・ 小村 三千代
シンポジスト:玉置 妙憂 ・ 足立 誠司 ・ 宮本 優子 ・ 渡邊 太

16:25~17:55 公開講座(参加費無料)「芸術と祈り-創作活動の現場から-」
講師:山本 眞輔 / 座長:榎本 稔

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お問い合わせはこちらまで。

Tel:03-3982-5345

 

事前申し込み締め切りは9月22日(土)となっております。

ご興味のある方は、この機会にぜひ奮ってご参加ください。

第25回精考会支部大阪大会 報告

平成30年2月23日(金)に第25回 精考会支部大阪大会を開催いたしました。

講演内容

講師:秋田 啓次 先生(姫路獨協大学精神看護学分野 / リスクマネージャー)

「統合失調症のリアリティ」

感想

統合失調症のリアリティと題して、統合失調症を患った人々に、いったいどのようなことが起きているのかを学びました。

冒頭に、バーチャルハルシネーションを通して青年期の統合失調症の前駆症状を知り、そのあとにヤスパースの理論である限界性自我意識の障害からわかりやすく学びました。人の眼が必要以上に気になるとか、水道の音が耳について不快な状況を超えてイライラするとか、何かをしようとすると緊張してできなくなる等の体験は日常でもありそうです。
また、度を越した勘違いも時にはあるかもしれないと思いました。

人という個体は、一枚の皮で閉じられている。自我もその人独自で、外界から閉じられている。その境界が何らかの原因で破たんすると、外界と交通するために自己と他者との境界があいまいになる。それは時制とも交通し、過去(記憶)・現在・未来(思考)との境界もあいまいになり、様々な症状が起こるのだということがわかりました。
他人ごとではない気がします。疲労や精神面のストレスが過剰に大きい時、自分自身でないような感覚になることも納得できました。

症状には陽性症状と陰性症状があることもよくわかりました。陽性症状には薬物が効果があり、陰性症状にはリハビリテーションが必要だと学びました。

これらのことを十分に認識して精神病者への対応に気を付け、また自分でも心のコントロールをしていきたいと思いました。

第25回精考会支部東京大会 報告

平成30年2月2日(金)に第25回 精考会支部東京大会を開催いたしました。

東京池袋にある株式会社NSTグローバリストの会議室を無料で提供していただき、1年7ヵ月ぶりに精考会支部東京大会が開催できました。

無料で会場を提供していただいた会社の皆様、ご協力をいただいた当会事務局の皆様、お忙しい中ご参加くださいました皆様、遠方からボランティアで講演していただいた先生方、本当にありがとうございました。

当日は関西からの参加者からの声で、榎本クリニックも見学できました。
デイケアだけの精神科医療、地域精神保健センター構想、何もかも素晴らしい!の一言でした。ご案内くださいました理事長の榎本先生、お忙しい中本当にありがとうございました。

 

 

第1部「精神科医療と弁証法」

精考会主宰 リスクマネージャー:秋田啓次先生

1部は精神科医療と弁証法についてのお話がありました。
ヘーゲルの弁証法についてわかりやすく説明してもらえ、主観の正論と客観の反論を双方受け入れ融合することにより、一層高次の統合された考えに至る。理性の成長につながる。精神科治療場面では、当事者のモチベーションが向上する。人間的で素晴らしいと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

第2部「東洋医療と弁証法」

ホリスティックセラピスト 三木鍼灸院院長:三木正則先生

2部では東洋医学と弁証法について詳しいお話が聞けました。
なんとなくわかっていそうでその実わからない東洋医学がこの弁証法の上に成立していることを知り、もう少し自身の健康や日常を東洋医学的に関心を持って考えたいと感じました。

 

 

 

 

 

 


 

久々の東京開催、東京近郊だけでなく遠くは鳥取から飛行機で、新幹線で兵庫から、飛行機で大阪から参加された皆様と終了後の懇親会も盛り上がりました。今回支部長がインフルエンザで参加できなかったので残念でしたが、とても有意義な時間でした。

 

第5回精考会支部岡山 報告

平成29年12月14日(金)に第5回 精考会支部岡山大会を開催いたしました。

この度は、過去にうつ病を患いながらも無事に乗り越え、現在も活動的にお仕事に取り組まれている古賀 千恵子氏にお越しいただきました。
テーマは「私のうつ病体験」

 

講師紹介


講師:古賀 千恵子 氏

1999年、私生活も仕事も充実していた中、突然うつ病を患ってしまう。
今まで普通に出来ていたことが、ある日突然に出来なくなってしまうことに戸惑いつつも、周りの人々やクリニックの担当医に支えられながら無事にうつ病を克服。
辛い闘病生活の中で、支えてくれる人が居てくれることや、”捨てる”ことの大切さを学んだという。

現在はオフィスKOGAの代表として、積極的に活動に取り組まれている。

 

グループディスカッション

今回は講演の後に『もし家族や身近な人がうつ病になったら?』というテーマでグループディスカッションを行いました。

 

話し合いの後、各グループで出た意見をまとめて発表していただいたのですが、『話しやすい環境を作る』『うつ病を知る』『自分が明るくすることで相手も一緒に巻き込んでしまう』『見守る』など、グループごとで様々な意見が飛び交いました。

 

まとめ:精考会主宰 秋田 啓次 氏

今回の岡山大会では、うつ病を患った体験を勇気をもって語っていただけるというとても貴重な講演会でした。
うつ病になっていく経過や回復のプロセス、うつ病という体験から学び取られた回復の要因や、再発予防に繋がる日常の要因など、学んだとおりの経過だと実感しながら拝聴しました。

うつ病を予防するために大切な5つの項目


①日光
②ご飯
③ま、いいか!
④ある日突然に
⑤脳は心と体の司令塔

①日光
太陽の光は、人の1日の周期であるサーカディアンリズムを調整してくれます。忙しいことを理由にせず、内勤だけの人もお昼休みくらいは太陽の光に当たる、少し早めに起きてカーテンを引いて日光浴をするなど、太陽の光を浴びることが必要です。
その結果、きちんと睡眠がとれ、脳を休めることができます。

 

②ご飯
忙しくてもご飯を食べることが大切です。ごはんには、必須アミノ酸の中のトリプトファンが多く含まれます。この必須アミノ酸は体内で合成されないため、食品から摂る必要があります。トリプトファンは、うつ病に深い関係のある脳内物質セロトニンの原料となるのです。
その結果、脳に栄養が行き届き、脳の機能が円滑になります。

 

③ま、いいか!
うつ病に親和性の高い病前性格は「まじめ」「完璧主義」「がんこ」「潔癖」等々・・・どちらかというと、きちんとした人である印象が強い性格ですね。このような性格の人は、その性分のために大雑把な人より多くのエネルギーを消費していると考えられます。その結果、脳内エネルギーが消耗した状態になるのです。脳のエネルギーは使うともったいないので、なるべく出し惜しみしましょう!「白でも黒でも別に損するわけじゃなし」と思ったら、「ま、いいか!」くらいの性格のほうが生きやすく、ストレスを溜めにくいのです。
曖昧さに対する耐性を強化することも大切ですね。

 

④ある日突然に
昨日まで普通に主婦だったのに救急車で運ばれて、トイレに行くこともできないほど心も体も動かなくなったといううつ病の方を見たことがあります。うつ病に限らず、病気が診断されるときはよくダムに例えられます。ダムをぎりぎり越さないところまで水位が上昇していても、検査結果は正常範囲ですよね。それがほんの1ミリ越えてしまうだけでも、水がダムから流れ落ちます。その結果、検査データは異常となり、病気と診断されます。
日常的によく「ストレス」という言葉を使いますが、ストレスは自覚できないものだと定義されていることを知っておきましょう。

 

⑤脳は心と体の司令塔
心と体に指令を出すところは脳です。脳からの指令で、心臓や各種の臓器が働き、体を動かし、心や気持ち・気分を作っています。うつ病のような気分を含めた障害も、脳機能の障害だということです。脳のエネルギーが不足すると、体はもちろん心や気分の調整もできなくなってしまいます。

 

①によって脳の機能を調整し、②のように脳に栄養を届けて機能を円滑にし、③のように脳のエネルギーは出し惜しみして、④のように日ごろから心と体の疲労が続かないように心がけ、⑤のように司令塔が正常な指令をきちんと出せるようにしておきましょう。

 

それでも身近な人がもしうつ病になったら

うつ病の人に対応するための3原則があります。


①病気を知る
②叱咤激励しない
③無理強いしない

良かれと思ったことでも、感情・情動的に対象に気を遣わせる=脳内エネルギーの消耗を促進させることに繋がってしまうので、やめておきましょうという事ですね。
例え午前中いっぱいダラダラしていても、脳のエネルギーを蓄えていること・脳がまだ覚醒していないのだと理解しましょう。朝の散歩や気分転換など、良かれと思ったことでも控える事が大切です。

 

うつ病という病気の持つ特徴をしっかり理解し、愛情をもって、時には淡々と、接してあげましょう。

 

 

感想

浅尾 真由美様

Q:一番印象に残った内容は何ですか?

A:「決意⇒捨てる」その後に湧いてきたものが”希望”だという・・・失うのでなく自分の意思と覚悟で捨てるという能動的な動きであることが重要なのかもしれません。

Q:うつ病に対しての新しい学び・気づきはありましたか?それは何ですか?

A:イメージとして過度の負のストレスがうつ病を引き起こすと思っていましたが、充実しすぎもきっかけになるのですね。ビックリでした。

 

榧 みどり様

Q:一番印象に残った内容は何ですか?

A:仕事も楽しい。日常生活も困った事がない。夫婦も仲良く、悩みのない人でもウツになるんだと聴いてビックリしました。

Q:うつ病に対しての新しい学び・気づきはありましたか?それは何ですか?

A:いつ自分がなるかもしれないと不安に思うのではないですが、いつなっても不思議ではないんだと感じました。

 

柳田 啓様

Q:一番印象に残った内容は何ですか?

A:ある日突然発症するといううつ病の恐さ、対応の難しさ。

Q:うつ病に対しての新しい学び・気づきはありましたか?それは何ですか?

A:具体的にどう対応すればいいか分かった。一方で、無意識に悪化させる行動のこわさ。

平成29年度・30年度方針を公開いたしました

精神保健医療の在宅促進を考える会にご関心を持っていただき、ありがとうございます。

この度、「平成29年度・30年度方針」ページを公開いたしました。
https://seiko-kai.com/information/h29.html

何卒よろしくお願い申し上げます。

精考会支部大阪事務局がリニューアルされました。

本会は、精神保健医療の在宅を促進するために、尊い気持ちで集まった同志による無報酬の社会活動団体です。そのため民主的に一部への負担を少なくするために2年ごとに事務局を見直しています。

支部大阪は、2013年9月から始まり、2014年に一度事務局をリニューアルいたしました。その後、2016年は、諸事情によりほとんど活動ができずにいました。今年、2017月7日に約1年ぶりに第23回支部大阪大会を開催でき、10月27日に第24回大会を開催できました。写真はこの時の新事務局のメンバーです。

事務局には、病院を顧客とする業者の方、精神障碍者就労支援を担当する職員、元精神保健領域の訪問看護師、障害児のシッター業務の代表、東洋医学者など、関連する人々の熱い思いの集結で結成されました。なんと力強いことでしょう!
これからも地域のため、社会のために頑張って行きます。その頑張りが、本当に社会貢献になるように様々な人々のお力で学びながら精考会という組織を構築してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

第23回 精考会支部大阪大会 報告

平成29年7月7日(金)に第23回 精考会支部大阪大会を開催いたしました。

 

この度は、精神に障害を持たれている方のお宅へ訪問診療をされている 三島 光泰氏 をお呼びし、ご講演をしていただきました。

三島氏には、先日開催された 第4回 精考会支部岡山大会でも講師としてお越し頂いており、今回の講演は2度目となります。

 

テーマは「精神科病院と訪問診療 それぞれの違いや当事者との関わり方について」

 

 


感想とまとめ

精考会主宰 秋田 啓次

これまで当精考会は、精神障碍者に対する地域の偏見や危険視思想というのは『精神を患う』ということを知らないが故に起こっていることなのではと感じ、それらを払しょくすることを目的とし、開催して参りました。

 

しかし今回の報告を聴き、当事者とそのご家族の持つ『セルフ・スティグマ』が、回復や自立を阻害していることを再確認しました。

 
スティグマとは,社会的に個人に押し付けられた負の表象・烙印,マイナスのレッテルです。元来,奴隷や犯罪者であることを示す刺青などの肉体的刻印のことを指す言葉であったそうです。

セルフ・スティグマとは、このような感情を当事者やそのご家族自身がもつ、劣等感のようなものです。そのため自身で社会的不利な状況を予見し、一歩を踏み出せないでいる状態のことを示します。

 
私は、精神病者と精神障害者という表現をきちんと使い分けているかどうか自問しました。セルフ・スティグマによって、自立を自身で阻んでいてしまっている状態を精神障害と表現するのかもしれません。

 
今回の報告に共通することは、訪問診療によって支援されたすべての困りごとが、病気の事ではないということだと思いました。病気による反応のためにできなくなったことや、発生した問題に対し、訪問看護師は寄り添い、解決のための自立を促していました。
要するに解決するのはあくまでも自分自身であり、専門家に寄り添われたことによりセルフ・スティグマを乗越える力ができた結果だと感じました。

 
この報告は精神障害者のみならず、日常で心が折れそうなときにとても役立つと感じます。事例から学べる名言も沢山埋もれていました。
本当に有意義でした。
これからもこのような貴重な報告を、できるだけ多くの人に聴いていただくため、頑張らなければと思いました。

 

次の大阪大会は10月を予定しています。
10月もこのような貴重な事例報告や体験発表をやっていきたいと思っています。

 


第4回精考会岡山大会 報告

平成29年4月14日(金)に第4回 精考会支部岡山大会を開催いたしました。

この度は、過去に精神科病院での勤務を経て、現在は精神に障害を持たれている方のお宅へ訪問診療をされている三島氏にお越しいただきました。
テーマは「精神科病院と訪問診療 それぞれの違いや当事者との関わり方について」

 


講師紹介

講師:三島 光泰 氏

過去に老健施設や一般科病院、精神科病院にて勤務を行う。
平成26年より現在の訪問診療の仕事に携わるようになり、今年で3年目になる。
また、過去に鍼灸師の免許を取得しており、普段は訪問診療を行いながら鍼灸師としても活躍している。

 

 


感想

精考会支部岡山事務局 株式会社イケル 山下秀男

4回目の岡山精考会では、より多くの当事者の方に参加していただけました。また、三島氏の報告も、現場の貴重なお話を伺うことができました。

我が社の経営理念のひとつに、「伝えるを育てる」というものがあります。一方的に情報を伝えるのでは、相手に共感してもらえません。たくさんの方のご協力があり、伝えたいという想いがつながり、学びの深い例会になったと感じています。「伝えるを育てる」のあり方の一つになったと思います。共感する仲間を増やし、「伝えるを育てる」ことで、大切なものを広げていきたいとあらためて感じました。

今回の講演会では、耳で聞くだけではなく、主体的に感じていただけたのではないでしょうか?
みなさま、この度のご参加・ご協力、誠にありがとうございました。

 


当日のようす

第3回精考会支部岡山大会 報告

img_9848平成28年10月15日(土)に第3回 精考会支部岡山大会を開催いたしました。
この度は、精神病院を廃止した国として知られるイタリアの精神保健改革の最初の20年を描いた映画「むかしMattoの町があった」を上映しました。精考会主宰の秋田氏にもお越しいただき、精神病院に関する日本の今と未来についてのお話を伺いました。

 

 

映画『むかしMattoの町があった』とは

イタリアの精神科医フランコ・バザーリアが精神病院を廃絶させるために尽力した、1961年から精神病院廃止法(別名バザーリア法)を成立させた1978年までを描いた作品です。「Mattoの町」とは、イタリアで「精神病院」を意味する言葉です。
イタリア国営放送RAIと映画会社Ciao Ragazzi!が制作したこの映画は2010年にイタリアで放送され、21%以上もの高視聴率を記録しました。
現在この映画はヨーロッパ各地・ブラジル・アルゼンチン・トルコ・イラン・そして日本で自主上映運動が展開されています。

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感想とまとめ

精考会支部岡山 株式会社イケル 山下秀男

精考会の3回目の例会を10月15日(土)に岡山旭東病院で開催しました。このたびは、イタリアの実話に基づく映画鑑賞です。
映画は、いろいろと考えさせるとことが多く、深い学びになりました。伝えたいものが映像で印象的に訴えることで、より現実的に捉えることができたのではないでしょうか。映像の力を感じながら、日本の社会に置き換えて、我々が何を行動するべきかを考えていくことの重要性を感じます。

この度の例会は、岡山旭東病院の院長をはじめスタッフの方に活動を理解いただき、協力いただけたことを嬉しく感じました。多くの方にこの活動を理解いただき、また、活動に対してのご意見もいただきながら、継続して活動していきたいと思います。

映画を鑑賞し、精神障害の患者を誤った偏見で見ていることの恐ろしさを感じました。
精考会では「患者の弱点が障害ではない、暮らしにくい社会にこそ障害がある」のだと意見が出てきます。正しい情報、必要な情報を伝える活動を引き続き頑張っていきたいと思います。

 

 

精考会支部岡山 株式会社イケル 新入社員一同

私たち新入社員3名は初めて精考会に参加しました。
今まで、ホームページや社内の方からのお話でしか知らなかった精考会に実際参加することで、具体的な活動・雰囲気などを知ることができました。

上映映画は、精神病院や精神疾患、更にそれを取り巻く環境など、実際にあったことをもとにして描いたもので、生生しいような、とても考えられないフィクションを見ているような感覚でした。
上映後、会員の皆様の感想や考えを聞き、精神科についての日本の現状について教えていただき、精考会の活動や、自分の身の周りに起こり得る事実について深く考える機会になりました。

第2回精考会支部富山 報告

平成28年9月21日(金)に第2回の富山精考会を実施しました。
「他者とのつながり、生きていく社会とは」~みんなが”本当の意味”で興味や関心を示そう~と題して、映画「明日の風」の上映会と、講師の八木 勝自先生とのフリートークを行いました。

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講師紹介

八木 勝自
%e7%b2%be%e8%80%83%e4%bc%9a%e2%91%a0_1954年富山県上市町生まれ。
一歳半の時、麻痺による高熱を出し後遺症から重度の脳性麻痺になる。
1958年8月14日身体障害者手帳1種1級甲交付。6歳から10歳まで身体障害者施設、県立高志学園に入学。
15歳の時「大きくなったため親が介護できなくなった」という理由から、役所の斡旋で婦中町の国立富山病院に入所。
1977年友達の影響で病院を出、富山市内のアパートで独り暮らしを始める(当時23歳)。1977年10月、日本脳性マヒ協会「富山青い芝の会」入会。
1982年、当時としてはめずらしい、自立障害者4人の地域での生活を描いた映画「できんでいいが」を制作。脚本・監督を務める。
1994年「わたぼうしコンクール」で「障碍者の自立とは」佳作入選。
1985年富山市内の障害者を中心とする「障害者の地域問題を考える会」を結成、事務局長になる。富山大学の「人間と福祉」の非常勤講師、全角青い芝の会生活部長などを務める。
現在は地域で障害者の自立生活支援活動を行うNPO法人文福の理事長である。

集まりの感想

これからを考える上で  八木勝自

この集まりに参加して少し前までなら、あれだけの医療関係者と身体障害者などが集まったら、これまではいがみ合いや不信感やこれまで受けて来た差別で、雰囲気が悪くなるものですが、今回は和気あいあいでこれからは信頼関係をつくったり、協力して行こうという雰囲気で大変良かったと思います。
それだけ身体障害者が自信と希望を持って来たということで、それを次はなかなか険しいむずかしい面や問題もありますが、精神障害者や知的障害者に社会参加を広げて行く時が来たと思っています。

そう言った意味で今回は、大変私やここに参加してくれた他の身体障害者にとっては有意義でこれからの色々な問題を考えたり、行動する上で参考やきっかけになったと思います!

第2回富山精考会のようす

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