メンバー紹介

秋田 啓次AKITA KEIJI
精神障碍者の在宅促進を考える会 主宰
全国の関心の高い心ある方々からメッセージをいただき、精考会は拡大しています。2012年、国は精神障がい者の地域移行・地域定着を推進する方向性を明らかにしました。その時、医療従事者だけでは限界を感じ、職種を問わず、有職無職も問わず、広く地域に連携する必要を痛感しました。そこで、2012年4月に兵庫で「精神保健医療の在宅促進を考える会」を開催するようになり、その後、支部兵庫から支部東京へ、支部大阪へ、そして支部岡山へ、支部富山へと広がっています。
私は元大学病院の手術部と精神科で看護師をしていました。特に依存症に関してはニューヨークで専門的に学びました。

秋田啓次
 
病院経営を学ぶ大学院へ進学し、病院で事務職として医療経営や企画に携わることもできました。リスクマネージャーの資格も持っているので、精神障がい者が地域で暮らすためのリスクを洗出し、様々な業者や地域の人々と連携し、協力し、行政まで現場の声を届けたいと考えて、毎月精考会を開催し勉強しています。
現在は大学で教育と研究に従事しています。アカデミックな環境に恵まれた今、一層、精神障がい者に開かれた世界の風土と文化づくりに貢献していきます。【医療経営フェーズスリー(株式会社日本医療企画発行医療雑誌)掲載記事】
早期発見・治療・在宅移行に向け山積する精神疾患の問題(PDF)
精神患者の在宅移行に必要となる医療介護・企業・地域の協力体制(PDF)【産労総合研究所(看護のチカラ マネジメント力を高める実践情報誌)掲載記事】
男性看護師約70人のアンケートから見えた「自立・自律」の阻害因子と必要因子(PDF)     

竹本 菊郎TAKEMOTO KIKURO
工学博士

本活動は精神病患者に限定した内容ではなく、“全てのことに通じる「原点の活動」である“と思うと共に、この活動をもっと広く拡大させていくことが“今の日本にとって大切なこと”と考えて賛同しています。

【プロフィール】
住友電気工業(株)にて化合物半導体分野の技術開発と事業化に従事。
定年後は住電半導体材料(株)の顧問及び創研工業(株)の副社長・特別顧問等を歴任。
また、サムスンコーニング精密素材(株)の技術顧問等も歴任して現在に至る。
現在は、北浜国際特許事務所・顧問、界面反応成長研究所・技術顧問等、数多くの企業の顧問に従事。
8年前より「おむつセンサーシステム」の開発に従事し、現在は実用化テスト用の試作機の製作に入り、これから本格的な普及展開へ繋ぐ状況にある。
半導体関連の専門以外で、「安全」に対する対策については、企業や大学及び一般社会で数多くの特別講演や講義等を経歴。専門分野及び安全に関する著書多数。
静岡大学及び福井工業大学の客員教授を歴任。(※多数の大学で特別講義等を歴任)
一般社団法人・応用物理学会、日本結晶成長学会、日本設備管理学等の学術団体に在籍。
現在、一般社団法人・リスクマネジメント協会及びNPO 法人京都エネルギー環境研究会のメンバー。
高圧ガス保安協会の専任講師(特殊高圧ガス及び危険物等)。

竹本 菊郎
 
 

岡本 正OKAMOTO TADASHI
岡本正総合法律事務所(東京都) 弁護士・医療経営士2級・マンション管理士

偏見をなくし、お互いを理解し合い、支えあえる輪を、地域社会や企業の中につくることが「精考会」の目的です。各分野のプロフェッショナルの知恵を活かし、地域や企業の皆様が、自分ごととして障害者医療・福祉を考えていただけるプログラムの開発に務めたいと考えています。

2003年に弁護士登録し、2013年に現事務所を開設しました。慶應義塾大学や中央大学等でも公共政策の講座を担当しています。内閣府で2年間各省庁の行政改革等を担当した経験や、東日本大震災の支援や復興政策にかかわった経験を活かし、現場の声を制度に繋げる役割を担うことができれば幸いです。

岡本 正
 

安田 美彌子YASUDA MIYAKO
鳥取看護大学 精神看護学教授
日本アディクション看護学会元理事長

私は保健婦として企業や地域で健康管理にあたっていましたが、縁があって教員となり、現在でも看護大学で精神看護学の教育をしています。
精神障がい者への偏見をなくし、共に歩み共に生活することを支援できる看護職を育てたいと考えています。精神病院での実習に際して「心が病むはどういうことなのか、心を病んで生きる生きづらさとはどのようなものか」、「なぜこのようなところで治療しなければならないのか、この環境が本当に必要なのか」などを自分の目で確かめ、自分の頭で考えてほしいと話しています。

安田 美彌子
 
 

伊藤 夕子ITO YUKO
精神保健福祉士 アドラー心理学 心理カウンセラー
介護福祉士 cookingセラピスト(調理師)

千葉県及び東京都の公立小学校・中学校、また船橋市の私立幼稚園での教育現場においての相談業務(カウンセラー)を経験して参りました。これまで行ってきた、心理学を応用した講演会・講座等での講師経験は30年になります。 

スクールカウンセラーの後は介護職を経験し、介護福祉士取得後はニチイ学館で介護・メンタルの講座を担当いたしました。
また当時の出会いから、都内の医療法人での介護教室の立ち上げに関わり、各地域において主任講師として講義を行いながら、学校運営と講師育成に6年間ほど関わって参りました。

伊藤 夕子
 

精神保健福祉士としては、行政での精神保健福祉相談を始めとして、現在は行政からの委託の就労支援事業所で、主に障害を抱えた方々の見立てや相談にあたっております。 

人が好きで、いつも現場を通して多くの人々と共に学びあいながら講師活動を続けて参りました。
最近では強度行動障害支援者養成研修を中心として、福祉施設や放課後ディ等におけるスタッフや保護者の勉強会を通し、アドラー心理学を応用した独自の研修を行っています。

横田 泰洋YOKOTA YASUHIRO
医療法人社団小羊会 医療本部室長
こひつじ会グループ 経営戦略室室長
(株)医療経営 政策総合研究所 客員研究員
NPO法人エムアクト監事

平成24年9月の東京精考会発足当初から事務局として活動しています。医療経営士という立場からも社会に対して精神障碍者への理解を深め、豊かで健全な社会作りに向けて、微力ながら貢献していければと考えております。

工学部を卒業後、メーカー系SE、IT・メディカル領域の採用コンサルティング経験を積み、以前からの希望であった医療・福祉業界へ転職して来ました。今は人事担当ということで主に「人」に特化した業務を行っています。精考会の活動を通じて、障害者の社会進出の必要性も理解した上で、障害者雇用の取り組みを実施することができ、現在は障害者法定雇用率を150%達成しています。

横田 泰洋
 
【2013年3月発行『医療経営フェーズスリー』(株式会社日本医療企画発行医療雑誌)掲載記事】
医療経営を学ぶことで経営全体が見え、人事担当者としての仕事にもつながる(PDF)【2016年4月発行『月刊 医療経営士』(株式会社日本医療企画発行医療雑誌)掲載記事】
職員の確保・定着に向け 人材マネジメントに奔走(PDF)【2016年6月発行『厚生労働』(株式会社日本医療企画発行医療雑誌)掲載記事】
職員の働きやすさの追求が 患者・利用者の満足につながる(PDF)     

荒川 洋ARAKAWA HIROSHI
株式会社サウンドテラス代表取締役
新日本フィルハーモニー交響楽団フルート奏者
医療や音楽も様々な見地から検証されているご時世ですが、音楽家からみた医療と音楽の現場はまだまだ双方に隔たりがあるように思います。
演奏の現場からみた様々な事例などを参考に皆様と一緒に検証していければと思っております。
【プロフィール】
パリ国立高等音楽院フルート科を第一位で卒業。
第14回日本管打楽器コンクールにて入賞。
新日本フィルハーモニー交響楽団フルート副首席奏者として就任後首席奏者に就任し現在に至る。
近年作曲活動にも積極的に取り組み、2011年クラリネット作品コンクールにて、自作品「ソナタ~モンマルトルの丘~クラリネットとピアノのための(作品66)」が第三位に入賞。

荒川 洋
 
 

橋場 元HASHIBA HAJIME
株式会社アモール(薬局、訪問看護ステーション)代表取締役社長
精神障碍者が地域と「共生」するためには偏見という垣根を取り除き、社会全体で受け入れる必要があります。そのために皆で考え、悩み、勉強して、社会に伝えていく、そんな志の高いメンバーが集う会が精考会です。
医療従事者も今まで以上に地域と「共生」していかなければなりません。私は薬剤師として、また医療介護に携わる企業の経営者として、社会に対して為すべきことを為していきたいと考えています。
人の繋がりは何ものにも勝ります。精考会の活動が全国に広がり、日本がより良い社会となるよう、私も微力ながらお手伝いをさせていただきます。
【所属団体】
富山県薬剤師会 理事 中新川郡支部長
日本保険薬局協会 理事 北陸ブロック長

橋場 元
 
 

佐藤 浩HIROSHI SATOU
医療法人社団 重仁 佐々木病院 看護副部長
精神科医療に携わる看護師として、精神障害に対する理解不足・偏見・差別には責任を感じている。障害を持つ人たちの身近な存在で有るべき看護師が出来る事は何かを日々考えています。
精考会から多くのことを学び、元気をもらい、ありえない人たちとのつながりが日々の活力になっています。この思いを1人でも多くの人達(**看護師を含め)に伝え、会の発展に微力ながら協力できればと考えています。

佐藤 浩
 
 

三木 正則MIKI MASANORI
だけじゃない鍼灸 三木鍼灸院 院長
私は、ホリスティック医学によるソーシャルビジネスを行っています。ホリスティック医学とは、人間の存在の全てを考慮し、その人の人生を豊かにするために医療的な関わりを持つ、という医療哲学です。その哲学を基に今まで修めてきた革新的な技術・手法を用いて、国民の健康に関する社会問題を解決することを目的とした事業を、ビジネスとして継続して行うことを目標としています。

三木 正則
 
私が精考会に参加したきっかけは、ある会で講師を務めた際、某総合医療センターの副院長と仲良くなり紹介して頂きました。
精神疾患患者の在宅医療は深刻な社会問題で、早急に対策を行う必要がある状況のにおいて、精考会の在り方や精神性は、現代の日本社会で大きな役割をもって存在しています。これからもこのような会が存続し社会問題の解決に少しでも私も貢献できれば幸いです。

岡本 光司OKAMOTO KOJI
就労移行支援事業所LITALICOワークス大阪梅田西 支援員
働くことに障害のある方々を支える就労移行支援事業所にて、日々利用者様と向き合いながら支援をしております。特に就労の分野においては、精神障碍者の雇用義務化などの影響もあり、沢山の方々が地域にて就労する時代になりました。

岡本 光司
 

精考会とLITALICOワークスにつきましては、兵庫地域での連携を皮切りに、大阪地域での連携も厚くなってまいりました。我々共としましても、地域移行・地域定着という精神障碍者の方々を取りまく現状を正確に知り、そしてどう貢献できるのかを常に考え、地域にポジティブな影響を与えていきたいと考えております。

大学卒業後、小売企業の人事部にて障害者雇用を経験。その後はハローワークでの障害者就労支援相談員経験や福祉系大学での事務職員経験を経て、2015年に現職。

「障害のない社会をつくる」をビジョンに持つ現職にて、障害者の方々が安心して社会参加を望み、そして参加できる社会をつくるため、社会の側にある「障害」をなくして多様な方々が幸せになれる社会をつくっていきたいと思っております。

鎌谷 尚平KAMATANI SHOHE
看護大学を卒業して2年目の看護師です。
実習で精神病棟に行き、初めて精神病者と関わりました。その時に、今の社会は精神病者をよく知らないために、偏見を持ったり、危険に感じたりするのではと痛感しました。
まだまだ社会には高い壁があるのが現状です。社会や地域といった、人とのつながりの中において患者様が共生するには、医療従事者として「精神病とは何が違うのか」という事に興味を持っていただく機会を作ることが責務だと考えます。
精孝会の先輩方の声を聞き、医療従事者としてレベルアップしていくと共に、未熟者ですが、会の輪を広げるために助力していきたい所存です。

鎌谷 尚平
 

加藤 光KATO HIKARU
大同病院 手術室看護師
精考会には、大学在学中に卒業論文の指導をして頂いた秋田先生の紹介で参加させて頂きました。
初めて参加させて頂いた際に、自分の中では精神医療に携わる方々が多くいらっしゃると想像していました。ですが実際にはそうではなく、医療とは全く関係のない職種の方々もいらっしゃり、様々な立場から熱い討論を交わしている姿を目の当たりにしました。これこそが精神医療と一般社会との壁を打ち破る第一歩なのだと感銘を受け、ここで学ばさせて頂きたいと思いました。
私自身現在働くなかで精神疾患を抱えた患者さん、精神的サポートを必要としている患者さんとの関わりの中で行き詰まりを感じる場面が多々あります。この会を通して自分自身の看護のスキルアップに繋げる事ができれば良いと思います。
また、社会に根強く残る知らないが故の偏見や危険視を少しでも無くす事ができるよう活動できればと考えています。

加藤 光
 

六田 良彦ROKUTA YOSHIHIKO
看護学修士
秋田先生との運命的な出会いで、精考会に参加させて頂きました。
精神看護の魅力に惹かれて、看護学校卒業してすぐに精神科病院に就職しました。そこから、14年の臨床経験を積み上げ、大学院で専門知識を学びました。
精神看護の素晴らしさや楽しさ、奥深さをこの精考会で理解を深めながら、輪を広げていきたいです。

六田 良彦
 

青木 優貴AOKI YUKI
社会福祉法人恵愛園
僕は、大学1年の時に秋田先生の講義を受講しました。
その時に我が国の精神医療の現状を知りました。
また精神病院での実習を通して、偏見によって生きづらさを感じている患者様を目の当たりにし、自分になにか出来ることはないかと感じました。微力だけれど同じ国民として精考会で学び、自分自身のスキルアップに繋げていきたいと考えます。

青木 優貴
 

池内 由紀枝IKEUCHI YUKIE
Eacks株式会社 代表取締役
プライベートサロン Vi.gorje 運営
私は、精神の健康と美容は 密接に関係していると考えています。

長く医療法人の管理職として医療従事者をサポートする職務にあたっておりましたが、その際に専門知識を得る機会があり、精神が弱るとセルフケア不足が生じ清潔の保持が難しくなると学んだこと。 また日々、間接的に医療と関わる中で、心身の健康を求める人ほど美容や若々しさを追求されていると感じていましたし、闘病中の母が生前、出かける前に着飾るだけで気持ちが晴れると話していた実体験からその様な考えに至り、医療でない部分で患者様への直接的な関りができないものかと考えて、美容事業を始めました。

そして、知識豊かな秋田先生とのご縁を頂き、様々なお話から更に学びを得て、美しさを求める事は精神の健康に繋がることと確信ました。また福祉施設での交流の機会では、皆様が日々の成長を喜び合う場に参加でき、障害者医療や福祉事業に深く関わりたいと考えるようになりました。
今後は美容を通してお役に立てることを考えていきたいと思ってます。

一方で、ユニフォームに包まれた医療従事者にとっての 「患者様に 癒しや希望を 届けるための美容やおしゃれ」 を 福利厚生に取り入れることを目的とする事業などを考え、医療福祉を受ける 側・提供する側それぞれの「人生を輝かせる支援」ができれば幸いです。

池内 由紀枝
 

山本 周佑YAMAMOTO SHUSUKE
ウーファ合同会社(WofA LLC)
経営コンサルタント・M&A アドバイザー
この度、クライアントを通じて秋田先生との御縁を頂き、参加させて頂く 運びとなりました。
私は経営コンサルタントとして様々な経営者の方と関わることを生業として参りました。
その中でも近年、日本国内の大きな課題となっている人口減少と後継者不足。
これを乗り越えるべく法人・個人を問わぬ「M&A」が 大きなトレンドとしてうねりを起こし出して来ています。

医療の現場からも人手不足の深刻さが聞こえてきています。
医療の現場におけるM&Aの見通しとして、私見ではありますが病院同士だけではなく、リハビリテーション等を含む介護施設や福祉施設なども対象とした包括的な吸収合併や統合が推進されると確信しております。
これによって1+1が3にも4にもなるシナジー効果を生むことはもちろんながら、悲鳴をあげだしたクリニックや医療法人、福祉事業者に対し、M&Aを含めたコンサルティングによって廃業を回避する為のご支援を行うことで、地域住民の皆様の安心とQOL向上を担保しながら、一方では地域の雇用にも大きく貢献していくものと考えておりますので皆様宜しくお願い申し上げます。

山本 周佑
 

山下 秀男YAMASHITA HIDEO
株式会社イケル(岡山市)代表取締役
この精考会をきっかけに、日本の社会問題を現場の生の声を感じるとともに、自分が何が貢献できるか考えさせられました。素晴らしいメンバーのパワーは、関心を持つことの大切さ、そして行動するやる気を頂いています。この輪を、広めていくようお手伝いしています。

株式会社イケル 山下秀男